議員提出議案

【平成22年9月定例議会】

名古屋市議会の議員報酬の特例に関する条令の一部改正についての
質問要旨
 

 議長さんのお許しを頂きましたので、議員提出議案29号の名古屋市議会の議員報酬の特例に関する条例の一部改正について、市民の納得が得られるために、もう一歩踏み込んでいただくお願いの立場で質問します。

ご承知の通り、私は昨年の市長選挙で民主党から河村市長を擁立した際に政策合意のないまま推薦した矛盾に納得できず。民主党を離党しました。

私は名古屋市民の民主党を支持する方々に対して河村市長では責任が持てないと感じたからです。

言うまでもなく今では、その民主党市議団までもが、河村市長の姿勢に反対しています。

昨日まで河村市長を先頭に、市議会解散リコール署名運動が進められました。市議会が市長の政策に反対するから議会を解散する。こうしたやり方については非民主的で二元代表制を否定するものと強く非難するに値すると新聞各社の有識者のコメントにもあります。

しかし、40万近い署名がすでに名古屋市民から提出されている状況を鑑みますと、現在までの地方議会そのものの信頼が、大きく損なわれていることが原因にあると、痛感しております。
そのことは真摯に受け止めて猛省するべきであると考えます。


議会の信頼を取り戻す為に、市民から頂いた貴重な税金を効果的・有効的に利用し、且つ議会自らが税金の無駄遣いがないように真正面から向き合い、市民の信頼を得ることができる議会としなくてはなりません。
橋本大阪知事や中田横浜元市長に菅原文太さんまでもが応援に駆けつけて議会解散リコールを訴えました。
果たして我々はそんなに悪いことをしたのでしょうか?

でも結果は結果として受け止めるべきです。すでに署名している市民がたくさんいる現実を前にして、必要なのは、議会をどう護るかではありません。

市民にどう議会が信頼されるかなんです。敵は河村市長ではありません。敵は内にあるんです。守る相手は議会ではなく市民ではないですか?40万近い市民が議会にノーと言っているんですよ

このチャンスに名古屋から地方議会を私たち議員の力で変えましょう。信頼される地方議会と議員の姿勢があって初めての地方分権の幕開けとなるんですよ。


≪三点質問≫
来年の4月までの期間限定となった案となっていますが、なぜ新しい改選後の議会で検討すれば良いとお考えなんでしょうか?

本当にこの「二割減額」案で市民の信頼を得られるとお考えでしょうか?2割減額とする根拠は何でしょうか?

市民に対して説明責任が果たせていないとは思いませんか?
以上の三点を質問して第1回目の質問を終わります。
  

≪再度のお願い≫

 趣旨説明では、議会改革基本条例は対しては各会派で議論してきたものであり相当踏み込んだ改革の内容となっていることは理解しています。
 しかし、市民は減額についてを論ずるより、先にやるべきことがあるのに…と周囲の人の意見があります。名古屋市の為に今何をすべきか、をもっと市民に近づいて動き、考え、解決策を見いだし、そのために議員報酬が明確に使われ、その内容が明らかになれば市民は納得していただけます。
 その前に議会の無駄は徹底的になくさなくてはなりません。
 それがあって初めて市民の信頼を得ることが出来るんじゃありませんか。

 私のような議員二期目の若輩者が先輩同僚議員に向かって発言することは本当に僭越で恐縮しております。
 無所属のひとり会派となり、仲間がない中、一人で懸命に戦っているのは、なぜか分りますか。味方から孤立して市長と対立しているのは、議会の皆さんと名古屋市を良くしたいからです。

≪私には夢があります≫
 名古屋市が地方議会改革の先進都市となる為に、その英知を結集して、市民から信頼される市議会とすることです。
 昨日、私は、横井議長さん宛てと中川議会運営委員長宛に議会運営等の改善について申し入れをさせて頂きましたが、残念なことに昨日の議運も今日の議運にも資料としても提出されませんでした。議員に与えられている責任使命を果たすことに対して、公平・平等に扱っていただけないことは、痛恨の極みです。

 是非議場の皆さんの力で、市民に信頼される日本で一番の地方議会改革をやろうではありませんか。お願いします。議会運営についての改善申し入れに目を通してください。よろしくお願いします。
以上で私の質問を終わります。

動画あり 


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