議会質問
子どもの自然体験ができる場(プレーパーク)づくりについて 【平成20年2月定例会】

子供が遊びを通して自然体験ができる場づくりについてお尋ねします。

最も身近な遊び場であった路地も急速なモーターリゼーションにより、子どもが遊ぶには危険な場所になってしまいました。

一方で身近な公園があっても、そこで子どもが群れて遊んでいる光景はあまり見かけることがありません。子どもたちは塾や習い事に忙しいうえ、遊びの種類もテレビゲームなど室内での遊びが中心になっています。

このような外遊びの減少と、そのことによる自然と触れ合う機会の減少は、子どもたちの育ちにも大きな影響を与えています。

こうした子どもたちの外遊びの場、自然体験の場をどう確保して行くかといことですが、最近、緑区内の新海池公園でNPO団体がプレーパークいう活動をされたということを聞きました。

今回のNPOの取り組みは、子ども青少年局の「いきいきなごやっ子づくり」の調査研究事業の一環として行われたと聞いておりますが、名古屋市として今後、プレーパークにどう取り組んでいくつもりなのでしょうか。

 《市の回答》

本市におきましては、子ども自身が主体的に参画し運営する遊びや職業体験、自然体験、社会体験の場づくりを進める「いきいきなごやっ子づくり」事業の実施に向けて、今年度有識者や関係団体の方などによる研究会を立上げ、プレーパークなど新たな遊び場づくりについて調査・研究を行っております。

プレーパークは、体や頭を目一杯使って遊ぶことで、体力や意欲など子どもの成長に必要な力を培うことができる遊び場であると同時に、身近な自然と関わりながら遊ぶことができる貴重な自然体験の場でもあると考えております。

また、議員ご指摘のとおり、小さい頃から遊びを通して自然に触れ、自然との関わり合いを学んでいくことは、子どもたちが地球温暖化など環境問題に関心を持つきっかけにもなる大切な体験であると考えております。

プレーパークにつきましては、来年度予算案におきまして、市内数箇所でモデル事業を実施することとしております。

今後は、今年度の調査結果やモデル事業の実施状況を踏まえながら、より子どもの身近な場所で実施できるよう、運営主体や実施場所の確保、行政の関わり方など事業化に向けた課題について検討してまいりたいと考えております。 


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