議会質問
市民が利用しやすい駅前広場について 【平成19年9月定例会】

平成22年度に予定をされております、地下鉄桜通線徳重延長開業は、緑区民にとりまして早期完成が待望されているところであります。
 
この延長する路線の特徴は、地下鉄鶴舞線と名鉄本線に挟まれた鉄道空白地帯を貫通するもので、小回りのきくバスを使って鉄道同士を相互に結べば、公共交通のサービスアップは質的にも量的にもはかり知れないものがあると思います。

 しかしながら、乗りかえが不便であると、せっかくの公共交通サービスが生かされません。

 そのうち約半数の七、八千人はバスとの乗りかえで利用していると聞いております

 緑区民の方はほとんどが乗りかえの利用

 しかし、野並駅には駅前広場がないため、バス停留所は野並交差点の東西南北、広範囲にわたって分散しています。市バスから地下鉄へ乗りかえる利用者も非常に不便を強いられているわけであります。
 そこで、駅前広場の整備が重要となるわけでありますが、名鉄有松駅では平成15年に駅前広場が整備をされました。

現在、名鉄鳴海駅も整備を進められているところであります。
 今、利用価値の低いと評価される駅前広場であっても、将来の交通ネットワーク構築を見据えた場合、駅前広場として重要であることと考えております。
 まちづくりの専門家として、交通結節点である駅前広場の役割はどのようにあるべきとお考えなのでしょうか。

また、徳重駅の駅前広場の整備について、どのような機能を盛り込んだ計画とされているのでしょうか。


 住宅都市局長より回答
 市民が利用しやすい駅前広場につきまして、2点のお尋ねをいただきました。
 まず、交通結節点である駅前広場の役割についてでございます。
 駅前広場は、複数の鉄道が結節いたします総合駅や鉄道終端駅のように大量の交通需要が発生いたします箇所におきまして、利用者の利便性、安全性に配慮しつつ、鉄道と徒歩、自転車、あるいは自家用車やバスとの乗りかえを円滑かつ効率的に処理する施設でございます。また、駅前広場を設置することによりまして、駅周辺の道路交通の円滑化を図りますとともに、地域の核となりまして、まちの発展に寄与するといった役割もあるのではないかと、このように考えております。
 次に、徳重駅の駅前広場の整備についてでございます。
 徳重駅の周辺では、徳重北部土地区画整理事業が施行されているところでございますけれども、その地区の中で駅前広場を確保することといたしております。設置場所につきましては、建設予定の地域センターに隣接いたします位置を考えております。広場内には地下鉄の出入り口が設置されますよう調整を進めているところでございます。地域センターに来られる方にも、また、バス、地下鉄を乗りかえる方にも利便性の高い駅前広場になるのではないかというふうに考えております。それとともに、こうした歩行者動線に対するバリアフリーにも十分配慮をしてまいりたいと考えております。
 また、徳重駅は地下鉄の終端駅になりますので、タクシーの利用や送り迎えの車も多いと見込まれるところでございます。バスはもちろんのこと、こうした需要にも対応できるような施設にしていかなければいけないと、そのように考えております。
 具体の整備内容につきましては、平成22年度に予定されております地下鉄の開業と同時に駅前広場の供用ができますよう、関係機関との調整を今後進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。



inserted by FC2 system