議会質問
 鳴海駅前再開発 一番望むことは地域全体の活性化 【平成18年9月定例会】
 鳴海の駅前市街地再開発事業の今後の予定と、地域の活性化についてお尋ねします。
 鳴海駅前地区は、名鉄名古屋本線立体交差事業により踏切をなくし、鳴海駅を新築するとともに、駅前市街地再開発事業(イメージ図)による再開発ビルの建設と都市計画道路や駅前広場の整備で、地域の活性化を図る交流拠点であり、今後の発展を地元は大きく期待しています。
 今年3月の定例会でも質問しましたが、今年の秋には鉄道踏切が除去されて、平成19年度に南駅前広場整備に着手し、早期完成を目指していると答弁をいただきました。地元では、早期の高架化を期待しているところです。その時、私も要望しましたが、地元住民が一番求めているのは、地域の活性化であり、事業の早期推進です。
 順調な駅前開発とは反対に、寂しい旧東海道沿い商店街  
 現地に私も立たせていただいて、鉄道高架がほぼでき上がり、新しい駅の建設も順調に進んでいるように思います。完成した再開発ビルの店舗もほぼ入居をしている状況であり、駅前周辺まちづくりの将来の姿が見えつつあると思います。
 その反面、鳴海の旧東海道沿いは、商店街がますます寂れて、俗名シャッター通りとも言われております。この現状を見ますと、地域全体の活性化を図る必要があると考えますが、地域の活性化を図るために、その牽引役でもある市街地再開発事業の推進が重要であると思います。
 そこで、にぎわいのある町を創出し、地域の活性化を図ることを目的の一つとしている市街地再開発事業につきまして、南駅前広場を初めとした公共施設の整備、再開発ビル「リベスタ鳴海」に次ぐビルの建築はどのように今後進めていくのか、住宅都市局長にお尋ねをしたいと思います。
 「鉄道南側の整備がおおむね完了後に、順次北側の整備に着手」
≪市の回答≫
 鳴海駅前第二種市街地再開発事業の今後につきましては、今年度中に鉄道が高架に切りかわり、鉄道高架南側の仮設のホームと線路が撤去される予定です。引き続き、来年度以降、南駅前広場やそれにつながる幹線道路、歩行者連絡橋などの公共施設を整備することとしております。
 また、リベスタ鳴海西隣の街区におきましては、現在、最後の移転交渉を精力的に行っているところです。この移転が完了次第、施設建築物を整備してまいりたいと考えております。その際には、民間の力を活用して、特定建築者制度によりまして早期に建築に着手をいたし、商業施設を誘致いたしますことで地域の活性化に寄与してまいりたい考えています。さらに、これらの鉄道南側の整備がおおむね完了いたしましたら、順次北側の整備にかかってまいりたいと考えております。
 鳴海駅前再開発の活性化に、積極的にしっかりと取り組んで欲しい
 鳴海の駅前再開発の活性化について、答弁の中で、用地買収がまだすべていっていないというようですが、積極的にしっかりと取り組んでいただいて、計画どおり進めていただくことを切に要望しておきたいと思います。

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