住民参加型公園づくりと緑区千句塚公園の取り組み 【平成17年2月定例会】
 住民参加型公園づくりと緑区千句塚公園における取り組みについて質問します。名古屋市では、市民との協働によって多くの事業を行っています。東山の森づくりや西の森づくり、みんなのアイデア公園づくりなど、地域住民と行政が積極的に協働して成果を上げていると聞いています。
 また、緑区においても「花水緑の公園通り」の事業整備は、新海池(にいのみいけ)公園を中心に、西は千句塚公園、北側の山下交差点から東は滝ノ水緑地まで、3.7qにおいて、地域住民が主体となって種から花苗を育てて、道路と新海池公園を花いっぱいにしようと取り組んでいます=写真=。
 地域住民の姿少なく、ひっそりとした千句塚公園
 千句塚公園は、弥生時代の三王山いせき遺跡で、土器などが発見され、江戸時代には、松尾芭蕉がこの地で千句を満了した記念に、芭蕉直筆の「千鳥塚」の碑が建てられたという由緒ある地で、昭和40年に公園として都市計画決定されました。
 平成元年度から9年度にかけて約4億円を投じて整備されましたが、地形の関係もあると思いますが、地域の人の利用はほとんど見られません。いつもひっそりとして、せっかくの由緒ある公園が生かされていないのが現状です。ここを何とか、地域住民に親しみを持って利用してもらえないものかと苦慮しております。
 住民参加の公園づくりには行政の働きがけが必要
 先ほど説明した新海池公園は、地域の主婦を中心とした方々が、都市開発の進む住宅地において、自然の中で子供を育てたいとの思いから取り組んでこられ、すばらしい成果をあげています。しかし住民参加については、何の工夫もしないで自然発生的に住民参加が起こるということはごくまれなケースでしょう。
 行政が地域の住民が求める公園づくりの起爆剤となり、住民のニーズを取り入れ、住民と一緒になって、千句塚公園のように立派な公園があるわけですから、地域住民が親しみを持って利用していただけるように行政としての働きがけが必要だと考えます。
緑政土木局長のお考えをお尋ねいたします。

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