消防による災害ボランティアに対する支援 【平成15年11月定例会】
 消防による「災害ボランティア」に対する「フォローアップ」について質問します。「災害ボランティアコーディネーター」と、行政や消防との連携に疑問を感じております。
 災害発生時=写真は阪神大震災時の神戸=の地域活動において、一番効果的かつ必要と思われる地元消防団及び避難所となる小中学校との連携が、あまりなされていない現状があります。
 危機管理にもっとも必要な常日頃からの連携ということが、欠けているのではないでしょうか。講座を受講した後の「災害ボランティアコーディネーター」に対する、継続的な養成や教育がなされていないということがあげられます。
 足らぬ連携、定期的な連絡会議や継続的な訓練が必要
 災害対策技術の普及、防災ボランティア情報の提供などを、消防が積極的に提供することにより、「災害ボランティアコーディネーター」のスキルアップを積極的に図る必要があると思います。
 また、平常時においても、地域防災力の強化に取り組んでいるボランティア団体と、日頃から連絡を取りあって、意見・情報の交換をしていくことが重要であると考えますが、このような定期的な連絡会議・継続的な訓練の必要性に関して、消防長はどのようにお考えでしょうか。
 災害ボランティアコーディネーター養成講座修了者に積極的に働きかけ
≪答弁≫
災害ボランティアコーディネーター養成講座につきましては、市民経済局と共同して開催しており、修了者の方に対しましては、市の防災訓練では、ボランティアセンターの設置・受付訓練を行っていただいたところでございます。
 また、来年1月の防災とボランティア週間に開催いたします、「愛知・名古屋 防災とボランティアフォーラム2004」では、ボランティアの地域での役割などをテーマに話し合うシンポジウムに、養成講座修了者の方に参加していただくなど、積極的な働きかけをしているところでございます。
 今後ともフォローアップとして、各種ボランティア団体、関係機関と連携しながら、防災行事などの情報提供や訓練の実施などを進めてまいりたいと考えております。
 災害は待ってくれません。一刻も早く、緊急時に対応できるよう充実を
「災害ボランティアコーディネーター」の充実については、前向きな答弁をいただきましたが、地震・災害は待ってくれません。一刻も早く、緊急時に対応ができるように、お願いをしておきます。


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